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2010/11/11

The Great Perrault



いつか、コメント読者が増えたらみんなでやってみたい企画がいくつかあります。

大喜利とか。





初台に行ってきました。

H1201018

ドミニク・ペロー作品展in東京オペラシティアートギャラリー!


結構、楽しみにしてたんです。久々の建築展なので。


オペラシティのギャラリーも、実は入るの初めてで。はやる気持ちを抑えきれずに飛び込みましたwktk


H1201018_003

入り口を入るとすぐに、ドミニクペロー建築スタジオのエントランスが再現!

壁では作品のスライドを上映中でした。


やっぱり、ドミニクペローと言えば、メッシュ(笑)。

とにもかくにもメッシュの人、というイメージしかありません。


ありませんでしたが、今作品展では彼の持つ、地形に対しての建築という「領域」そのものを分かりやすく捉えた作品を中心に、人工景観としての都市性を持った建築概念を紹介する、というたいそうスケールの大きいものでした。


『現代の建築家にとって、歴史がもはや十分な参照事項たり得なくなっているのはなぜだろうか。(中略)よって、地理的な問題に重点を置くあり方の高まりによって、今後我々にとっての建築の物理的な実態の重要性は一層高まっていくことが予想される。

(中略)かつて「壁」や「門」、「ファサード」、「屋根」などという限定的な言葉によって定義されていた狭義の建築という言葉は、「領域」の問題に答えるうえでもはや十分ではない。それゆえ、建築を景観の中で成熟した一要素としてとらえ、我々が生きつつある自然が(いかに奇妙に見えようとも)常に人工的なものへと変化し続けているという事実に目を向けるべきである。(中略)そして、これまで幾多の聡明な哲学者によって導き出された理論に則って、景観を何よりもまず我々自身の働きかけによって成立すべきものととらえるのであれば、「人工的なもの」こそは「都市」と同等の地歩にほかならない。』(ドミニク・ペロー エッセイ 歴史と地理 『建築と都市 architecture and Urbanism』 2009年9月号より抜粋)


こんな建築家がいたとは。

ライトのように自然を取り入れた建築家もいれば、こんな見地で自然を取り入れた建築家もいるんですねえ(ペローの言い方に倣えば、正確にはそれは自然を取り入れているとは言えないわけですが)。

考えてみれば、文中にある『建築を景観の中で成熟した一要素としてとらえ、景観を何よりもまず我々自身の働きかけによって成立すべきものととらえる』という考え方は、ミヤモトの『あらゆる建築はそこに建つ環境とともに存在し、一つのインスタレーションとしての利用価値のある空間でなければならない』という考え方に通じるものがあります。

作品自体が近代以降のヨーロッパ独特の派手で分かりやすいものということもあり、今回ミヤモトの中でペローのランキングが


ぐっ


と上がりました。



さてさてさて

だいぶ文字を書いてしまったのでここからは今回の作品展にも展示されていた、ペローの代表建築を紹介していきます。


H1201018_002 これは冒頭のパンフレットにもあった、ソウルの梨花女子大学。その、地階の廊下です。


Me こちらはバルセロナにある、ホテルME。

Me_2

ホテルME客室。

Me_3

ホテルME廊下。


Photo

欧州諸共同体司法裁判所(通称ヨーロッパ司法裁判所)内、

大法廷からメインエントランスへの階段

Photo_2

ヨーロッパ司法裁判所内、メインエントランスからの大法廷入口


Photo_3

ドナウシティタワーズ。

オーストリアはウィーンに2013年建設完了予定です。


H1201018_001_2

NHフィエラミラノホテル。遠景。

Nh

フィエラミラノホテル、断面図

Nh_2

フィエラミラノホテル、受付レベル平面図


最近、写真の載せ方雑だなー…



因みにこの日は隣のギャラリーで近代版画の収蔵展が同時開催されていたので、そちらもチェック。


Photo_4

『錆色の河』  柿崎兆


こんなんでした。

意外とアメリカの抽象表現主義作品とかもあってかなり落ち着きました。


No3

『干渉(飛散)No.3』 榎倉康二

これはなかなかよい。


来月辺り、いよいよあの近代アートを見に行こうかしら…





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